▼ シニア層にとって魅力的なサービスとは?

 先日、2泊3日の客船クルーズに参加してきました。

 
事前の予想通り、参加者は75歳以上と思われる方々がほとんどで、たまに見かける若い方は祖父母とともにファミリーでの参加、もしくは明らかに視察らしき人達でした。
 
最近、特にシニア層に人気のクルーズですが、JTBの利用者アンケートによると、ツアーに対する感想で「満足」と答えた人は約90%、リピート率は約70% に上るそうです。
 
食事の時に、隣に座ったご夫婦と話をしてみると、もう20回くらいクルーズに参加しているとのこと。
季節や行先によってさまざまなクルーズが企画されているので、「今度は秋に〇〇に行ってみよう」などと、ツアーから帰るとすぐに次のクルーズの計画を立てるそうです。
 
クルーズがシニア層に人気がある理由は、
(1) 移動手段と宿泊施設が一体になっているので、高齢者や身障者などにとっては体力的に楽であること、
(2) イベントプログラムが充実しており、寄港地でのオプショナルツアーに参加しなくても、船内でのクルーズライフが充分楽しめること、
(3) ツアー代金に食事(3食+間食+夜食)の料金も入っているので、食事や喫茶のたびに支払いの面倒がないこと、
など多々ありますが、やはり一番の魅力はスタッフの明るく行き届いたサービスです。
 
ポイントになるところには日本人スタッフが配置されていますが、多くはフィリピンなどの若い外国人スタッフで、接客スタッフは基本的な会話はすべて日本語で行い、全員敬語で話します。
 
すべてのスタッフが常に明るい笑顔で挨拶や声掛けを積極的に行っているので、こちらも自然に笑顔で挨拶を返し、これが非常に心地よいのです。
 
お客様の中にはスタッフと話をしたり、一緒に記念写真を撮るのを楽しみにしている人達も多く見受けられ、これもまたクルーズの楽しみ方の一つのようです。
 
もちろん、クルーズは旅行することが目的ではあります。
しかし、船内のあちこちで見掛けるこのような微笑ましい光景から、この若いスタッフたちの明るくいきいきとした接客こそが、高いリピート率の一番の理由なのではないかと感じました。
 
これはクルーズだけの話ではなく、物販、サービス、飲食などの店舗でも同じことが言えます。
これからますます増えてくるシニア層のお客様が魅力を感じる店舗づくりには、明るくいきいきとした接客が不可欠なようです。
 

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