お店の商品は誰のもの?
ショッピングモールの中の大型カジュアル衣料店舗でのことです。
比較的、価格帯が低い割には、店内の雰囲気がおしゃれで人気があり、何より商品のデザイン性と豊富なサイズが魅力のお店です。明るい雰囲気の店内で、商品を選び始めて気が付いたのは、ラックの高さが商品の丈に合っていないことでした。
壁面のラックは、なるべく多くの商品を並べるために、上下2段になっています。気になったのは、その下段の方です。
ハンガーに掛かった丈の長い商品の裾が、床に引きずっていました。
すぐそばを通るスタッフも、気が付いていないのか?見慣れてしまっているのか?
通り過ぎるだけで、気にする様子はありません。この裾が汚れた商品の状態を見て、気にせずに買っていくお客様は少ないと思います。
もっと言うなら、この状態を放置しているお店の姿勢に疑問を持つお客様は多いはずです。
そうなると、他の商品はきちんと陳列されていても、その店舗で買い物をしたいという気持ち自体が失せてしまいます。
お店に並んでいる商品は、いずれは購入して頂いて、「お客様の所へ行くはずのもの」で、店舗はその商品を、一次お預かりしているだけです。それがきちんと意識できていれば、決してこんな商品の扱い方はできないはずです。
私たちは商品を大切に扱ってくれる店舗で買い物をしたいと思っています。