インフォメーションの仕事

ある施設のインフォメーションスタッフの話です。

高級ファッションビルということもあり、スタッフのユニフォームやメイクも、その施設に合ってファッショナブルです。でも待機中の表情が無表情で、前を向いていても周囲への目配りが感じられないのが、とても気になりました。
ファッショナブルだけに、まるでマネキンのようです。

ところが、お客様がカウンターの前に来て対応が始まると、いきなりスイッチが入ったように満面の笑みに変わり、いわゆるご案内業務が始まるのです。そのギャップの大きさに、とても違和感がありました。

確かにインフォメーションはご案内業務を行うのが仕事です。
しかし、ご案内業務というのは、お客様がカウンターの前に立ってから、いきなり始まるものではありません。

まずは、カウンターに近付いてきたお客様を積極的に受け入れ、お客様が質問しやすい雰囲気を作る。これも大切なインフォメーションの仕事です。
オーバーに言えば、このあたりの対応の様子で、そのショッピングモールの接客傾向が分かります。

インフォメーションカウンターを利用するお客様は、何かしら疑問や不安などを抱えてやってきます。スタッフがいち早く自分に気が付いて、温かく受け入れ、その疑問や不安を解消してくれることを望んでいます。

インフォメーションスタッフは、そのことを常に忘れず、お客様をいち早く受け入れるための目配りをして頂きたいと思います。

 


 

高級ブランドが立ち並ぶファッションビル。
観光バスで次々お客様がやってきます。
(文章と写真は関連がありません)

 

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