▼フローリストで

先日、新宿のあるフローリストに、アレンジメントの地方配送を依頼しようと立ち寄った時のことです。
夕方のラッシュ時、お店もかなり込み合っていたのですが、そのお店の案内スタッフのお客様対応はとても見事で印象に残るものでした。

 

カウンターに並んだスタッフは、すでにお客様対応中で、順番待ちの列にも2人ほど並んでいました。
「これは待たされるかな?」と思った途端、案内スタッフから「順番に担当をお付けしていますので、もうしばらくお待ちください」と声が掛かりました。

「担当をお付けする?」と思っていると、列の一番前のお客様の所に「お待たせ致しました」と現れた担当スタッフは、お客様と一緒に花束にする花を選びに移動していきました。

 

案内スタッフからの質問に、アレンジメントの地方発送を依頼したい旨を伝えると、用途など必要な確認をしたあと、そのスタッフがカウンターで作業するスタッフに向けて、「アレンジメントの地方発送をご希望のお客様がお待ちです!」と、大きな声で伝えると、カウンターで作業や接客を行っている複数のスタッフから口々に「ありがとうございます!」「もう少々お待ちください!」などと私に声が掛かるのです。

今まで、ミステリーショッパーとしていろいろな花屋の調査も行ないましたが、これは見たことのない光景でした。

順番が回ってくると、案内スタッフが私を担当するスタッフに、すでに質問済みの内容を伝えています。
普通、こういった場合にはカウンターに行ってから、もう一度同じことを言わなくてはならないことが多いのですが、内容はすでにしっかり伝わっているので、話はその続きから始められます。
その他、カウンターでの配送の手続きや確認も大変スムーズで、とても安心感が持てる気分の良い対応でした。

 

長くミステリーショッパーやっているとプライベートでもつい、お店やスタッフを調査の目線で厳しく見てしまうことがありますが、今回の経験はまるでロールプレイングコンテストのパフォーマンスを見ているようで、一個人としてとても楽しませてもらいました。

そして、すっかりお店のファンになってしまった私は、近々ぜひまたそのお店から誰かにお花を贈りたい!と思いました。

 

★お客様への配慮を徹底したサービスは、そのサービス自体が強い集客力になります。

彼岸花の季節になりました

 

 

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