ビジネス街のファミリーレストラン

 先日、ビジネス街でランチタイムを迎えました。
ちょっと迷ったのですが、土地勘も無い場所だったので、目の前にあるファミリーレストランに入りました。

12時を少し過ぎていたため、店内はほとんど満席状態。
ウェイティングリストに名前を書いて待とうとした時、「喫煙席でよろしければ、すぐにご案内できます」とスタッフから声が掛かりました。

席に座って周囲を見回してみると、ほとんどが近隣のビルに勤めているらしい中年サラリーマン。(禁煙席には女性も大勢見掛けました)
ファミレス=女性客を想像していた私は、ちょっとびっくりしましたが、皆さんどうやら、サービスランチがお目当てのようです。
メニューを見て料理を注文すると、慣れた様子でドリンクカウンターに向かいます。

しばらく、周囲のテーブルの様子を眺めていたのですが、とても違和感を覚える事がありました。

それは、スタッフがお客様から注文を受けても、オーダーの復唱を行っておらず、水とスープがセルフサービスであることの案内も、形だけの案内で、初めてのお客様にきちんと伝わる、親切なものではありませんでした。
つまり、そのファミリーレストランの他の店舗で、普段聞きなれている、親切で丁寧な「せりふ」が聞こえてこないのです。

たしかに、ビジネス街のランチタイムは目が回るほどの忙しさで、ほとんどのお客様がリピートとなると、手間を省きたくなる気持ちも分かります。
しかし、その「手間を省く」ことが、チェーン店全体への信頼感を失うことにもなりかねない事に、店舗のスタッフは思い至らないようです。

店舗マネージャーの努力は、短時間でお客様に料理を提供するためだけに向けられるべきではないと感じました。

アメリカフヨウの花。
人の顔ぐらいの大きさです

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