ある書店で
今、話題のテレビドラマ「半沢直樹」。
皆さんもご覧になっていますか?
私も見ていますが、やっぱり原作をすぐに読みたい!と思い立ち、通りがかりの本屋さんに飛び込みました。人気ドラマの原作は、「話題の本コーナー」「出版社別売場」など複数の売場に平積みになっているのが当たり前だと思っていたので、わざわざスタッフに売場を聞くまでも無いと思っていました。
出版社もドラマ化が決まった途端、増刷するはずですから、店頭の目立つ場所にドーンと積んであると思ったのですが・・・。
ところが、かなり大型の書店なのにどう探しても見つかりません。
しょうが無いので、カウンターのスタッフに声を掛けて、売場を聞いてみました。
するとスタッフは、まずPCで在庫検索をして、「1冊だけ、在庫があるようですので、少々お待ち下さい」と言って、売場に探しに行ってくれました。
結果から言いますと、直前に売れてしまったようで、目的の本は手に入りませんでした。
しかし、スタッフに声を掛けてから、売り切れのお詫びの言葉を聞くまで、実に丁寧でスピーディな対応だったため、不思議なくらいに不満やイラつきを感じませんでした。
きっと私と同じ様なお客様は、1日に何十人と来るはずです。
「その本なら売り切れてます」と、カウンターで答えるのは簡単ですが、それをせずに一人ひとりのお客様に丁寧に対応する様子に、とても信頼感が持て、その書店のファンになってしまいました。
それにしても、恐るべし!「半沢直樹」です。