特別感のあるメニュー
先日、友人と行ったイタリアンレストランで、ちょっと気が利いた経験をしました。
注文をしながらワインを飲んでいたいという気分でした。
すると、店舗のマネージャーが、それを見澄ましたような抜群のタイミングで、テーブルにやってきました。
「お客様、もしよろしければ、当店の特別メニューがございますが、いかがでしょうか?」
わざわざマネージャーが持ってきたメニュー表は、それまでテーブルに出ていたものとは、見た目も内容も全く異なり、特別感がありました。
いかにもワインに合いそうなお料理がなかなか魅力的だったので、何品か注文して、更にワインを飲みました。
初めてのお店でも、注文の度に何回かメニューを見ていると、見飽きてしまいます。
そこに新しいメニューを出されると、視覚的にも新鮮ですし、新しい料理がその場をリフレッシュしてくれます。
しかし、何より良かったのは、その新しいメニューを出すタイミングと、マネージャーの「当店の特別メニュー」という口上です。
特別メニューを提供されたお客様は、店舗から「特別なお客様」として扱われたという記憶が残り、「次回もまた来よう」という気になります。
そして、2回目からは常連気分になれます。
いろんな意味で「特別」なメニューでした。
ホール全体の活気が、その店舗の大きな魅力になります