▼例えば化粧室ですが

先日、あるシティホテルの化粧室を利用しました。

間接照明で、化粧室にしては少し薄暗い印象でしたが、ラグジュアリー感のある居心地の良い化粧室で、小さなお子さんが洗面所を使う時のために、気の利いた踏台も用意されており、なかなか良い感じです。

ところが、化粧直しをしようと鏡の前に立ってみると、真上からダウンライトが当たる照明のために鏡に顔が暗く映ってしまい、自分の化粧の状態がよく分かりませんでした。

 

また、別のショッピングモールの化粧室では化粧台の前に立つと、照明が下から当たってしまい、眉毛もアイラインも飛んでしまったように映り、これも化粧直しが難しい状態でした。

 

こんな風に、おしゃれだけれど化粧直しができない、「これ絶対、作るときに女性が関わってないよね!」とつい思ってしまう化粧室が増えています。

 

これは化粧室に限ったことではないのですが、未だに利用者のことが二の次になっている施設や店舗があちこちで見受けられます。
見た目の満足感は高く、いわゆるインスタ映えはするのですが、実際に使ってみると 使いにくくて不親切、結局は不満が残るといったパターンです。

 

新しい施設を作る、あるいはリニューアルする場合は、頭で想像するだけでなく、ぜひ利用者の立場で実際のシミュレーションやモニタリングをお願いしたいと思います。

 

特に施設は、一度作ってしまったらそう簡単には変えられないと思いますので、何年にも渡ってお客様に不便を感じさせる事のないよう、最初にもう少しだけ手間をかけてお客様の目線で確認してから進めて頂けないでしょうか?

 

★施設は、実際の利用者が気持ちよく利用できることを最優先に考えましょう。

 

日暮れが早くなってきました

 

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