◆必読! 真実の糖尿病対策 (2/3)
糖尿病を宣告された渡邊医師(当時国立がんセンター病理疫学部長、53歳)は同じ病院の担当医師から血糖降下薬を指示されましたが、それに従わず、食事と運動で克服しようと決め、専門外の糖尿病を学問的に研究しました。
そして分かったのは、次のことです。
渡邊医師が行ったのは下記の生活ですが、その目的は「ポンコツ状態の膵臓を壊さない、インスリン注射の生活(毎回食前に打つ)にならない。決して合併症のステージ(週3回・4時間の人工透析など)には行かない」ことです。
このような生活が、私たちにできるでしょうか? とても、時間的にも意志的にも難しい。
渡邊医師はこのように言っています。
★自分が勤務する病院の担当医師に対して、「薬を使わず、食事と運動で克服する」と宣言した手前、意地があった。
★国立がんセンター疫学部長として、がんや糖尿病など生活習慣病予防の重要性を説いていたので、自分が真っ先に糖尿病になり格好がつかなかった。そこで奮起して、「食事と運動の生活習慣を変えることで、克服して見せようじゃないか」と思った。
(※ちなみに、がん細胞が育つエサはただ一つ、糖質だけです。膵臓が弱っている現代人に膵臓がんが増えているのも何だかうなずけます。私の友人も膵臓がんであっという間に亡くなりましたが、もっと早く対策を知っていればと悔やまれます)
男性40歳以上、女性50歳以上の3人に1人が糖尿病および予備軍。65歳以上であれば2人に1人と推測されます。そして高齢期に認知症になる確率が高いのも現実です。 大事なことは、「どうしてこんなにも糖尿病が増えているのか?」の原因と、「どうやって防げばいいのか」という対策を知ることです。
この図の説明と対策については次回に。