◆令和第三弾:「見た目」が老けているのは “糖化” が進行している表れ?!

体の内側の老化は「見た目」に表れます。このことは、欧米での様々な研究で実証済みですが、日本でも、愛媛大学の抗加齢・予防医療センターが、アンチエイジングドックの受診者を分析して、「見た目が老けて見えるほど、身体&認知機能も衰えている」と報告しています。

つまり、「少し見ないうちにちょっと老けたんじゃないの?」と言われたり、同世代の人に比べて自分は老けてるんじゃないかな」と感じたら、身体&認知機能の老化が人一倍進んでいる、と認識したほうがいいということです。

自分は老けていないと自負する人でも、下の図のような不快な症状や、「じわじわと増えてきた体重が落ちない」「疲れやすい」「集中力が続かない」「やる気が起きない」「ときどき吐き気が」「目がちかちかする」などの不調があれば、じわーッと、“体” と “脳” を痛めつけけ、身体&認知機能を老化させているのです。

そして、いつの間にか、「シミ・たるみ」「下っ腹だけがポッコリ出る」「背中に贅肉がついて猫背に」「顔や足がむくむ」「内臓肥満に」・・・など、気になる姿となって表れます。これは、体の内側の老化が、「見た目」=外側にも表れた証です。この状態になると、もう危険信号!です。こうなった原因をそのまま放置していると、ヤバい状況になりかねません。

では、どうすればいいのでしょうか?
じつは、不快な症状・不調を招くのも、上の図のような気になる姿になってしまうのも、根本の原因は⦅血糖値⦆にあります。幸いなことに、私達を悩ませる「日々のイライラから老化・病気まで、原因の9割は血糖値である」ということを、最新の科学が解明してくれています。

食事のたびに、体の内側では、血糖値を急上昇させ、そして上昇した分だけ、急降下させる。ジェットコースターのような《血糖値の急上昇・急降下》=血糖値スパイクを繰り返すことが、想像以上のインパクトで、私達の体と脳を日々痛めつけている、ということを突き止めています。

でも、次のような素朴な疑問を感じませんか。
「なぜ、近年になって、《不調・老化や病気の根本の原因》=血糖値が、これほどまでに大きな注目を集めるようになったのか?」ということです。

それは、“飽食の時代” を生きる私達現代人の「美味しいものを食べたい」という願望に応えて、企業や農家が「より美味しいものに改良していこう」と今まで以上に競い合うようになったからです。CS(顧客満足度)向上の競争です。

しかし、そこには大きな落とし穴があります。美味しいものには、美味しい分だけ《糖質》が多く含まれるので、《血糖値》の問題を新たに生み出しているのです。

この図は、お昼に食べる代表的な品目です。糖質40gを超えると血糖値スパイクを起こしますが、なんと! ざるそば一枚で50.5g(角砂糖16.8個分)―― 皮肉なことに、企業や農家の品種改良の成果です。

ここで、私達現代人の取組むべき課題として登場したのが、【糖質のとり過ぎ ➡ 血糖値スパイク ➡ 糖化 ➡ 不調・老化 ➡ 糖尿病合併症・がん・認知症など《血糖値》が引き起こす現代病】という “負のスパイラル” の根っこを断ち切ることなのです。

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