◆PPKを実現する7つの要点(3/3)
健康寿命を“飛躍的に”伸ばすことは、私たち戦後世代にとって喫緊の課題です。小手先の対応では、医療・介助の期間は長くなっていくばかりです。そこでまず、「健康」の定義を見直すことから始めます。
かつて健康と言えば、身体的と精神的な面についてでしたが、定年退職後に社会との関わりが薄れてMCIや認知症になる人が増え、社会的な面をケアすることが重要になっています。
WHOは、健康を「身体的・精神的および社会的にも良好な状態で、単に病気や病弱でないことではない」と再定義し、この三つが揃って、初めて真の健康が手に入れられると警鐘を鳴らします。
三つの健康状態を整えてこそ、健康寿命は飛躍的に伸ばせるのです。その方法が、WHOも推奨する「セルフケア」です。
6枚目の図は「健康寿命を伸ばす方法」です。セルフケアとは「健康寿命を毎年、1年ずつ更新していき、気が付いたら健康寿命は飛躍的に伸びていて、PPKを実現してしまう」という戦略的・科学的なアプローチなのです。
7枚目は「栄養保険という解決策」です。
栄養学・サプリメント先進国の欧米では「オールインワン・サプリで栄養保険をかける」という先進的・合理的な考え方が広まっています。
各栄養素はメンバー全員が揃って初めて、それぞれの役割を発揮します。個別サプリや健康飲料では、栄養補充に過不足が生じるので、栄養保険の条件を満たすオールインワン・サプリが開発されたのです。
そこで、セルフケア実行の前に、ポイント2点を押さえます。
(1)食事も活動も相棒がいるほうが良い。
「何をするか?」「誰と時間を共有するか?」を考えることは、人生の質(Quality of Life)を高めてくれます。セルフケアも誰かと一緒に取組む方が楽しいし、内容も深まっていきます。
(2)オールインワン・サプリの選定力を持つ。
不足栄養素の補充がサプリの役割ですが、部分的な補充では不完全です。それに毎日補充することが重要なので、「これ一つで大丈夫なサプリ」が経済的です。ムダな出費を見つると、食事や活動の費用にも当てられます。
これまで7枚の図を使って、PPKを実現する方法を説明してきましたが、少しでもお役に立ったのであれば嬉しいです。
最後に、知っておきたい知識を三つ提供します。
一.体は「ちくわ」のようなもの
あらゆる生き物の体は、口から肛門まで続く一本の管(消化管)を持っています。口から食べ、その栄養素を体内に取り込み、不要な老廃物を肛門から排出することで生きているのです。
生きることは食べることです。そして、管を掃除する酵素も欠かせません。
二.「丸ごと食べる」ことの重要性
生き物は食べた栄養素の総合力で生命体を保っています。この生命体を丸ごと食べることは、生命力を頂くということです。
そして、この丸ごとの中には、現代の科学でも「分析し切れていない微量栄養素」が数多く含まれているのです。
三.「新型栄養失調」が増える理由
現代の食生活は「丸ごと食べる=完全栄養」の面から見ると、不完全栄養(部分栄養)なのです。ひと昔前のように、漬物にして野菜は葉ごと・皮ごと、煮こごりにして魚は頭も内臓も骨も丸ごと食べるのは難しいからです。
そのため、これをカバーできるサプリが現代人には必要です。
※手前味噌ですが、当社グループ(社団)元氣人倶楽部・食効研究所のDr.パワベジもオールインワン・サプリとして、医療機関と私たちの仲間内で利活用されています。社団HPをご覧ください。
さあ、先進のセルフケアを手に入れ、習慣化していくことがPPKへの確かな道のりです。第一歩を踏み出しませんか。