◆怖い!!新陳代謝の異常

病気じゃないけど、便秘ぎみ、関節が痛い、気を付けても痩せられない、何故か憂うつな気分になる…といった不安定な状態が未病です。このような自覚症状がなくても、45歳を過ぎると、体はメタボ予備軍やロコモ予備軍に、脳はMCI予備軍になっています。予備軍も未病です。

 

この中で、一番の黒幕がメタボ予備軍です。一般的に、メタボは太っている人やお腹が出ている男性の代名詞として、「メタボちゃん」と呼んだり、軽い感じで扱われていますが、とんだ間違いです。男性だけでなく、女性にとっても深刻な問題なのです。

メタボの正式名「メタボリック・シンドローム」は、メタボリズム(代謝)とシンドローム(症候群)の合成語で、「代謝異常症候群」の意味です。つまり、「新陳代謝が異常な状態」を表しています。

 

ここで知ってほしいのは、体は単なる肉の塊(かたまり)ではなく、新陳代謝しながら、日々細胞を作り替えている機能体であることです。つまり、私たちは日々新陳代謝を行い、日めくりで人生を重ねています。

 

血液細胞や筋肉細胞も、内臓細胞や骨細胞も、脳神経細胞も…、体じゅうの細胞が新陳代謝しながら、新しい細胞に作り替えられているから、日々新たに生命活動を行えるのです。

 

そして驚くことに、私たちの体は60兆個の細胞で構成されていますが、ほんの一部を除いて、1年のうちに、まるっきり入れ替わります。

 

例えば、一番大きい臓器の肝臓は1か月で新しい細胞に入れ替わります。古い細胞は老廃物として排泄され、1か月前の肝臓細胞は体内にはありません。体の中では、日々もの凄いスピードで新陳代謝が行われているのです。

 

細胞が1年間で入れ替わると知って、希望が湧いてきませんか。良質な細胞に入れ替えれば、体質を変えることだって可能なのです。

 

ところが、新陳代謝の能力は、人生後半に入った45歳頃から低下します。自覚症状がある・ないに関わらず、体と脳の耐久力は弱まり、健康寿命が失速し始めるのです。

 

新陳代謝が「正常」に行われている状態が健康です。「軽い異常」の状態がメタボ予備軍、つまり「代謝異常症候群=メタボ」の前段階です。

 

メタボが進行して起こる生活習慣病は “新陳代謝の失敗作” とも言われます。この失敗が積み重なると健康寿命は終わり、新陳代謝が止まると生涯寿命は尽きます。

 

メタボ予備軍は生活習慣病の一丁目一番地。ここから、生涯寿命と健康寿命の「差」、つまり、将来の「医療・介助生活の期間」が生まれ始めるのです。

 

ちなみに、WHO(世界保健機関)は、この「差」を「慢性期延命期間」と定義しています。

医療や介助がないと生きられないので、長期に続く延命期間だということです。

 

だからこそ45歳を過ぎると、誰もがなってしまうメタボ予備軍から脱け出すことを意識します。それが健康人生へ転換する第一歩です。

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