◆病気を予防する時代、新しい時代の健康戦略
現代医学は日進月歩で進化していますが、それでも簡単には治せない病気として “がん” があり、どうしても治せない病気として “認知症” があります。
そして寿命が伸びるのに伴い、認知症になる割合はもっと増える傾向にあります。このように認知症もがんも、誰もがなりうる病気ですが、いったん発症すると元には戻せないので、ならないこと、ならないように「予防」することの重要性が増しています。
予防する上でのキーワードは「食習慣」です。がんも認知症も、生活習慣が引き起こす病で、食・運動などの生活習慣のうち、食習慣が最も与える影響が大きいのです。
西洋では、「You are what you eat.」(食べたものが君になる)という諺を使って、「自分の体の一部になっても良いものを食べなさい」と躾けながら、健康は自分で作っていくものという意識を植え付けます。
もちろん一度の食事によって、病気になったり健康になったりすることはありませんが、10年・20年の食事の積み重ねは、確実に私たちを病気から遠ざけたり、近づけたりします。
はたして私たち日本人に、その自覚はあるでしょうか?
最近では、米スタンフォードや英オックスフォード大学が、病気を予防する「食」の科学的な知見を数多く発表していますが、共通するポイントは、科学的根拠のある正しい食事を、バランス良く適量にして、「必要な栄養素を過不足なくとる」ことです。
ところが、とりわけ日本において、栄養素を取り巻く環境が大きく変わってきています。
1.炭水化物が美味しくなり “糖質” になった
「炭水化物=糖質+食物繊維」ですが、白米・食パン・うどんなど、“精製された現代の白い炭水化物” は、食物繊維が少なく、甘くはないけど、砂糖と同様の “糖質” となってしまっています。そのため食物繊維が七大栄養素として追加されました。
2.現代の食生活では糖質をとり過ぎてしまう
糖質は毎食40g(角砂糖1個3g×13.3個)以下が適量ですが、現代の白い炭水化物は、ごはん1膳で18.4個、食パン6枚切1枚で8.9個、うどん1玉で17.9個含まれています。しかも美味しいので、どうしても糖をとり過ぎてしまい、食後高血糖を起こします。
3.血糖値スパイクという新しい現象が認知症やがんを起こしている
この食後高血糖=『血糖値スパイク』を起こす生活を10年・20年続けると、認知症やがんになることが分かってきました。認知症は脳内だけが糖尿病状態になって発症するので “3型糖尿病” と呼ばれているし、がん細胞は糖だけを原材料として増殖していきます。
でも、こういった先進の知識を持ち、同時に、血糖値スパイクを抑える天然サプリメントを利活用すれば、認知症もがんも予防可能です。現代は、身近になった認知症とがんを、「自ら積極的に予防していく時代」なのです。