◆ビールは糖質ゼロで楽しもう
敬老の日を前に総務省は9月16日、65歳以上の人口3557万人、総人口に占める割合が28.1%と過去最高を更新したと公表しています。そして残念なことに、この65歳以上の、3人に1人が「MCI/認知症」、2人に1人が「がん」になっています。
なぜこんなにも高い比率で、なっているのか? その最大の原因は『糖質過多が起こす血糖値スパイク』だということが、近年になって最新科学が突き止めています。
また、なぜ糖質過多なってしまうのか? それは品種改良や企業努力で、ご飯・麺などの炭水化物が格段に美味しくなり、その分だけ糖質含有量が多くなっているからです。
そのため、ご飯1膳で55.2g(角砂糖18.4個分)、うどん1玉で53.6g(17.9個分)になり、普通に食事をしても、血糖値スパイクを起こさない基準値40gを超えてしまいます。
認知症やがんを防ぐためには、ご飯や麺の量を減らしたり、できるだけ控えることが大切ですが、減らしたり・控えたりしたくないのがお酒です。「酒は百薬の長」と言われるように、日々適度に飲酒を楽しむのは健康長寿に役立ちます。
でもお酒の中で糖質が比較的多く、多くの量を飲んでしまうのがビールです。そこで提案したいのが、“糖質” ゼロのビールです。ただし、“糖類” ゼロのビールはお勧めしません。
糖類ゼロのビールには、二糖類(砂糖・乳糖・麦芽糖など)と単糖類(ブドウ糖・果糖など)は入ってませんが、多糖類(オリゴ糖・デキストリン・でんぷんなど)、糖アルコール(還元麦芽糖・襟ストール・キシリトール・マルチトールなど)やその他甘味料(クエン酸・酸味料など)が添加されています。
なお0.5%以下であれば、糖質が入っていても糖質ゼロと表示できることも何だか腑に落ちませんが、ともあれビールは糖質ゼロに切り替えてみませんか。