◆血糖値スパイクとは、いったい何者か?

健康寿命を縮める “血糖値スパイク” の脅威が注目を集めています。

 

血糖値スパイクを繰り返す生活をすると、昔ながらの「人工透析・失明・えそ」を招く糖尿病になるだけでなく、現代の国民病「がん、心臓病、脳卒中、認知症」を引き起こしてしまう。この事実を、最新の科学が突き止めたのです。

 

血糖値スパイクとは、食べたり飲んだりしたあと、数時間のうちに起こる、一時的な血糖値の急上昇のこと。誰でも、糖を含むものを飲食すれば血糖値は上がりますが、その上がり方が尖ったスパイクシューズの針のような急上昇を示すのが、血糖値スパイクです。

 

これまでは、「飲食のあと、血糖値は上昇して、異常値を示すけれど、数時間後には正常範囲に戻るので、どうってことないでしょう」と考えられてきました。

 

ところが、この「食後血糖値の急上昇=血糖値スパイク」が、血管を傷つけ、脳や体の細胞を破壊し、糖尿病とは異なる、一見血糖値とは無関係に思えるさまざまな病気を引き起こすことを、最新科学が解明したのです。

 

悩ましいのは、空腹時に測定する通常の健康診断では、血糖値スパイクが起きているかどうかは分からず、健診で正常だと診断された人の中にも、血糖値スパイクを起こしている人が多く存在するということです。

 

でも冷静に考えると、「空腹時でも高血糖」というのは、「食後に高血糖になる」のとは、ステージがまるで違います。健康診断で「あなたは高血糖ですね」と判定されると、「糖尿病の直前」というだけでなく、「がん・心臓病・脳卒中・認知症のいずれかが進行している」と認識するべきです。

 

血糖値スパイクを繰り返す生活が、糖尿病だけでなく、現代の国民病「がん、心臓病、脳卒中、認知症」を引き起こしていという現実。健診では分からない。中高年だけでなく、若い男性も女性も起こしている。そして子供にも予兆が起きている。

 

1400万人を超える人が血糖値スパイクの生活をしていると推定されています。しかも対象は特定の人ではありません。あなたも、その可能性が高いのです。

 

ではなぜ、年代も性別も問わず、こんなにも多くの人が血糖値スパイクを起こしているのか? それは次回に。

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