■「桑寿48歳」という人生の儀式

時代の転換期に直面するミドル世代。AI化などイノベーションが進み、銀行ですら事業モデルの再構築や人員リストラに追いこまれるなど、これから先どうなるんだろうと将来不安が募るばかりです。

それに百歳時代を迎え、私たちミドル世代は「95歳まで生きる」と想定されています。というのも現在の45歳が95歳になるのは50年後のこと、95歳まで生きるのが当たり前になっているでしょう。

そうなると、「その分だけ長く働く」ことが求められます。現時点の「65歳まで働き、85歳まで生きる」人生ではなく、「75歳まで働き、95歳まで生きる」人生となり、年金支給開始年齢も75歳に引き上げられるはずです。

75歳まで働き、95歳まで生きるとなれば、「職業寿命」を現在の65歳からプラス10年、「健康寿命」を現在の75歳からプラス20年、伸ばさなければなりません。

でも、これはとんでもなく大変なこと、今までの延長線では到底達成できるものではありません。

1.職業寿命+10年
今の会社で75歳まで働き続けられるでしょうか? たとえ役員になってしがみついてやろうと思っても、75歳までは難しいでしょう。新たな職業観が必要です。

2.健康寿命+20年
人生85年の現在でも、亡くなる年齢と健康寿命(健康でなくなる年齢)の差は10年あり、人生のラスト10年は “医療・介助の生活” 。新たな健康戦略が必要です。

そこで提案したいのが、

(1)「職業人生は二度ある」「わが人生も二度ある」という発想
二度あることを前提とした職業観、健康戦略を身に付けます。

(2)「桑寿48歳」という人生の儀式

人生95年では、48歳がちょうど真ん中。桑寿(そうじゅ)を機に、これまでの人生を振り返り、次の人生を考えます。人生は二度美味しい、二度楽しもうというのが、発想の基本です。

いかがでしょうか。「新たな職業観」「新たな健康戦略」については、「60歳からのプレミアムタイム」「健康豆知識」で手分けして書いていきます。

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