◆令和第二弾:なぜ、こんなに多くの人が “がん・認知症” になるのか?!

なぜ、「2人に1人」が “がん” になり、「3人に1人」が “MCI/認知症” になってしまうのか? 不思議ではありませんか。

“がん” になるのは、59歳までは「10人に1人」ですが、60歳から急上昇して、そのうち「3人に1人」、「2人に1人」となります。がんになる確率は、男性は62%でほぼ3分の2、女性は47%で半数ですが、男女ともに、これからもっと増えると予測されています。

じつは、「がんが大きくなるのには、だいたい20年から30年かかる」というのが定説です。つまり、「60歳でがんが見つかる人は、40歳くらいからでき始める」ということ。だからこそ、「早いに越したことはありませんが、せめて40歳になったら、がんにならない対策をする」ことが大事だと思うのです。

そして 、「認知症も、20年から30年かけて、MCI(軽度認知障害)という段階を経て、発症する」というのが定説です。このMCIは、60歳から急増しているので、やはり40歳くらいから、水面下で始まっているのです。

なんといっても怖いのは、2005年に “痴呆症” から改名された認知症という存在 ―― しかも、いずれ「2人に1人」がなると予測されている。では、“がん” も “認知症” も、いったい何が原因でなってしまうのでしょうか?

じつは、“がん” も “認知症” も、いずれも “生活習慣病” ―― 名前が表しているように、日々の “生活習慣” が引き起こしてしまう “病” なのです。

生活習慣には、「食習慣」「思考習慣」「行動習慣」がありますが、このいずれかが、あるいは複合して、20年から30年の年月をかけて、毎日せっせと、がんや認知症をつくり上げている ーー これが生活習慣病の実態なのです。

そして、この生活習慣病という言葉は、人生60年や70年といった、ひと昔前の時代にはありませんでした。なぜなら、生活習慣病になるまでに、ほとんどの人は亡くなっていたからです。

別の見方をすれば、生活習慣病は “長生き病” という性格の病 ―― だから、誰もがなってしまうのです。また、悩ましいことに、自分の生活習慣が原因の生活習慣病は、病気の治療を本職とする医者自身もがなってしまうという “厄介な病気” なのです。

表題の「なぜ、こんなに多くの人が “がん・認知症” になるのか?!」について、視界が開けたでしょうか。「2人に1人」とか「3人に1人」がなっているということは、私達の食習慣のなかに、いかに《糖化》が浸透しているかということを意味します。

《糖化》を防いで、長生きを “リスク” から「幸せなギフト」に変えることがポイントです。

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