■「学び直し」を楽しむ

あなたの人生は長い。40代後半や50代前半であれば、前半を完走して、折り返したばかり。人生の勝負は遥か先のゴールで決まります。
人生がますます長期化し、生涯寿命の前に健康寿命が訪れる時代にもなり、「終わりよければ全て良し」「有終の美を飾る」「晩節を全うする」という言葉が輝きを放っています。
男性の場合、生涯寿命の平均が81歳だからといって、人生81年で計画を立てていたら、落とし穴にはまってしまいます。あなたが45歳であれば、81歳になるのは36年先のことです。世の中は様変わりしています。
現在でも、65歳時で病床の人も含めて存命なら、4人に1人(女性は2人に1人)が90歳を超えるのですから、95歳も当たり前になっているでしょう。100歳以上も(男女合わせて)100万人に迫っているでしょう。
人生を全うするためにも、あなたがイメージすべきなのは95歳(50年後、2067年)の自分です。大切なのは、時間を超えて、「いい人生だったと最期に言える自分」と対話することです。
95年の人生、そのうち晩節(人生の収穫期としたいものです)を15年とすれば、80歳までは何らかの形で働くことになります。働き方は工夫する必要があるでしょうが。
45歳のあなたには、これから35年の仕事人生が広がっているのです。そして45歳前後といえば、出世の天井が見えてくる時期、この転換点を大いなるチャンスにするのが長寿時代の賢明な生き方です。
大手企業では、これから副部長や部長に昇進していくのは同期の2割以下(役員になるのはその中のひと握りです)。8割以上の人(ごく普通の人です)が昇進頭打ちとなり、今後の働き方や定年後のことを考え始めます。
定年後の選択肢は、再雇用、再就職、起業と多様ですが、「起業するつもり」で(あくまでそのつもりでということです)、「社外でも使えるスキルへの改造」「新たな人脈作り」に目を向けます。
そして、「働き方・生き方の再設計」「パートナーとの関係再構築」「健康寿命の伸ばし方」も含めて、『学び直し』に励んで、自分自身の経済力・交流力・健康力を底上げすれば、世の中の見え方と自分の可能性が大きく広がっていきます。
更に、40代後半や50代の時期に、一度立ち止まって、これまでの人生とキャリアの「棚卸し」を行い、これから自分は「何をしたいか?」「それができるか?」をじっくり考えることをお勧めします。
「したいこと」が今できるのなら、迷うことはありません。その場所が自社内でなく、転職や起業することになっても、すぐやるべきです。しかし、やりたいことが必ずしも今すぐできることとは限りません。
それでも、ここであきらめないことです。仕事人生は長いのだから、「やりたいこと」に最も近い、手を伸ばせば「できること」を見出し、それにチャレンジします。そのための『学び直し』をすることが、自分のやりたいことに着手する近道です。

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