■ “右肩下がり” の日本社会の中で、あなたは「右肩上がりの幸せな人生」を送っていけますか? (6)
ところで、「右肩上がりの幸せな人生」とは、どんなイメージなのでしょうか?
このイメージを「見える化」(ビジュアル化)してみます。図表を見てください。
240812(図表をクリック)
この「イメージ図」の中には、「右肩上がりの幸せな人生」を手に入れるための
《人生戦略》のエッセンスがちりばめられています。
最初に、『ウェルビーイング』(Well-being)について。ここ数年、『Well-being』
という言葉をよく聞くようになりました。直訳すると「よくあること」ですが、
「身体的/精神的/社会的に健やかで幸せであること」という意味です。
一般的には『Well-being』=「幸福」と解釈されていますが、それは「幸福」の
片面であり、「幸福」には「Well-doing」と『 Well-being』の両面があります。
「Well-doing」は、直訳すると「よくやること」ですが、「自分を建立(こん
りゅう)すること」という意味。つまり「仕事人生&人生の基礎を作る(例えば、
職業人として収入や役職を獲得する/一個人として家庭を形成する)こと」です。
『人生100年』という「人生が圧倒的に長くなった時代」を「幸福」に生きる
には、仕事人生も/人生も「前半」と『後半』の二つに分け、「前半戦」は
「Well-doing」に軸足を置いて自分を建立する。『後半戦』では『Well-being』
に軸足を置き換えて、自分の存在価値や人間性を満たしていく。
こうして、『幸福の総量』(=Well-doing+Well-being)を「右肩上がり」に
積み上げていく。―― これが「右肩上がりの幸せな人生」の基本の姿です。
次回から、この「イメージ図」を解きほどいて、「右肩上がりの幸せな人生」を
手に入れるための《人生戦略》を説明していきましょう。