■ “右肩下がり” の日本社会の中で、あなたは「右肩上がりの幸せな人生」を送っていけますか? (2)
私達のこれからの人生にとって「一番大切な問い」となった、表題の「問い」に答えるためには、
まずは “右肩下がり” となった日本社会の「現在の姿」と「これからの姿」を知る必要があります。
「国民の若さ&その人口は国力の源泉である」と言われます。そこで今回は、人口動態から、
「右肩上がり」⇒ “右肩下がり” に転換した背景と、予測されるこれからの姿を見ていきましょう。
日本の総人口は、2070年に8700万人に減少、2120年には5000万人を割り込んで4973万人になる
と、国は推計しています。しかし「前提条件」が甘く、「リアルな未来図」にはなっていません。
国民を不安にさせたくないのでしょうが、それでも危機的です。画像をご覧ください。
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この推計には、外国人が多く入っており、外国人を除くと、「日本人の人口」は2070年7761万人、
2120年4123万人。そして甘い前提は、「出生率1.36」(2023年1.20)で計算されていること。
一方で、国は出生数をシビアに見た「低位推計」も行っていて、これによると、「日本人の人口」
は、2070年6982万人、2120年2871万人。この方が、「リアルな未来図」に近いでしょう。
つまり長期スパンで見れば、百年後には、「日本人の人口」は江戸末期の3000万人規模に戻り、
日本は人口でも/経済でも「小さな国」になってしまうということです。