■たった一度の人生を二度生きる
それに当たって今回は、ターニングポイント2020の意味を検証してみます。
8つのキーワードから考えます。
1.日本『第二創業期』
国は、2020年以降を日本の「第二創業期」と位置付け、「人生100年時代の制度設計特命委員会」(委員長:茂木敏充 政調会長、事務局長:小泉進次郎)を立ち上げて、あらゆる制度の再設計を進めています。
2.天皇の生前退位
平成という元号が変わり、「新しい時代が来た」という気分になります。昭和はますます遠くなり、戦後日本が総決算されます。
3.東京五輪
開催決定後に7年計画を立て、メダル有望競技を集中支援します。中間大会のリオ五輪の結果をPDCA(計画・実行・フィードバック・修正実行)で東京五輪に向けて進めています。スポーツは私たちが見る未来を先取りしています。
4.インバウンド消費
インバウンド、つまり外国人旅行者が使ってくれるお金は、かつて加工貿易立国だった頃に輸出で稼いだ外貨と同じ意味を持つようになります。4000万人のインバウンド消費は国の基盤になります。
5.第4次産業革命
AI(人工知能)、ロボット、IOT(モノのインターネット)、ビッグデータの4つのテクノロジーがビジネス界に大変革を起こし、産業界の地図が変わります。建設・流通・メディア・農水産など、今まで手付かずの業界も再編成されることが予想されます。
6.団塊ジュニア台頭
団塊ジュニア世代が40代後半になり、後半人生を始動させます。会社内のポスト不足や人件費抑制の逆境を乗り越え、新しい働き方を見出します。介護離職リスクをなくすため、健康寿命を迎える親世代(団塊世代)を医療・介助生活にさせないようにもします。
7.一身二生
人生90年の時代では二度生きることができます。折り返し点の45歳で、新しい働き方や生き方に転換すれば、人生を二度味わえます。「いい人生だった」と最期に思えることを判断軸にして、自分流・自分オリジナルの二度目人生を形成します。
8.二天一流
人生を二度生きることを意識し、二つの世界で一流を目指します。何事も1万時間継続して取り組めば、その道のセミプロになれるはずです。1万時間=1日8時間×週5日×年50週×5年です。目標を持って取り組めば「継続は力なり」です。
いかがでしょうか、皆さんも考えてみてください。