■第二ピラミッドが見えてますか?

団塊ジュニア世代(1971から1974年生まれ)も、もうすぐ50代。『第一ピラミッド』を完成させる目途をつけ、次の『第二ピラミッド』を準備する時期です。

『第一ピラミッド』を完成させるというのは、現在の会社員生活を全うするということ。75歳まで働く時代では、役員や社長を目指す一部の人は別として、会社員生活の頂上に達したことを認識し、新たな役割や存在意義を自ら打ち出して、現在の山を積極的に下りることが大事です。

その際のキーワードは、「起業家精神」と「お役立ち精神」です。

1.起業家精神
就職氷河期や失われた20年を生き抜いてきたのですから、今の会社のなかで、フリーランス(個人事業主)の感覚で、新規事業、他者との協業、M&Aなど、新しいビジネスを作れるはずです。例えば、教育やヘルスケア、エネルギーや農業といった既存の分野でも、新たな視点で見れば、未来価値はとても大きいのです。

それにフリーランスになったり、起業することだって可能です。

2.お役立ち精神
後進を指導するという上から目線や、年下の者に使われたくないという気持ちは捨てて、後進の参謀や脇役に徹する。組織の端から全体を見渡してみる。これまで培ってきた経験や知識を使ってお返しをするという意識が持てれば、現業の深堀り、取引先との関係強化、生産性の向上、不正の防止、働く環境の整備など、役に立てる仕事はいくらでも見出せます。

それに70歳、75歳まで働ける職場に転職することだって可能です。

このいずれかを追求していけば、『第一ピラミッド』のふもとが見えると同時に、『第二ピラミッド』の登り口も見えてきますし、次の山は今よりも大きいことが分かってきます。

『第二ピラミッド』は価値観のまったく異なる別の山。60歳からは一身二生、2度目の人生です。自分流、自分オリジナルの人生にしたいものです。期間は35年と長いのですから。

というのも、60歳時点の平均余命(2016年)は男性23.7歳(83.7歳)/女性28.9歳(88.9歳)ですが、余命の伸びしろを計算に入れると、男女とも95歳と考えたほうがいいようです。なにせ平均余命は、これまで70年間、1年で0.4歳ずつ伸びてきたのですから。

そして、長丁場になった人生では、「終わり良ければ全て良し」が金言となります。

95歳のゴールを気分良く迎えるためには、

最晩年の5年(90から95歳)を健康に穏やかに過ごす。

収穫期の15年(75から90歳)をGOLD AGEとして存分に謳歌する。

充実期の15年(60から75歳)を職業人生の仕上げとして自分流に社会と関わる。

基本となる考えは、「人間究極の仕事は最後までしっかり生きること」です。

だから、思い通りの結果や大きな報酬が得られなくてもいいのです。ひたむきに最後まで生き、生きることそのものを楽しむことが大切なのです。

この精神で、これからの人生を描いてみてはいかがでしょうか。人生、苦ありゃ楽もある。厳しい状況を生き抜いてきた団塊ジュニア世代には、楽しい善き人生を作り出せると思うのです。

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