■コロナ前の「歴史」を知る(3/4)

経済産業省が『人生100年時代の企業の在り方』(従業員のキャリア自律の促進)を公表したのは2017年。その中で、従業員に対する企業の役割を「定年まで雇用する」から『社会で長く活躍できるよう支援する』へ転換すべきだと表明しています。潮目が変わりました。

その背景は、社会には「人材配分の偏り ― 大手企業に」、企業には「人材の過不足。事業構造の転換」、個人には「仕事人生の長期化」という課題が立ちはだかっているが、この解決に本気に取組まなければ、いずれ社会も企業も個人も成り立たなくなるという危機感です。

経済産業省が特に注力するのは「キャリアオーナーシップ醸成」(キャリ自律の促進)です。
キャリアは与えられるものではなく、自分で自律的に作っていくもの。
変わりゆく時代環境に柔軟に変化対応しながら、キャリアを形成していく。
生涯にわたって、社会や周りの人から求められる社会的な人材になる。
長く柔軟に働ける企業への転進、フリーランスや起業を視野に入れる。

自社で生産性の高い仕事が難しいのなら、前広に(例えば、役職定年になる前に)、キャリア自律へと再教育して社会へ送り出すことが企業の役割であり、そうすれば「社会全体での人材最適活用」に繋がり、社会も企業も個人も三方良しで、生産性が高まるということです。

当社は、コロナ後を生き抜く鍵は、「人生のコントロール」と「生産性」だと考えています。人材研修は、個々人が「人生のコントロールを握る」&「生産性を高める」のを支援することであり、成長するとは、仕事も人生も充実度&生産性が高まることだと確信しています。

―― 次回は表題の最終回です ――