■ “右肩下がり” の日本社会の中で、あなたは「右肩上がりの幸せな人生」を送っていけますか? (11)
今回は、「3つの寿命を伸ばす」という《人生戦略》を知らなかったため、厳しい
事態に陥っている「リタイア世代」の実態について。
現在の80代・70代は定年まで勤め上げ、悠々自適な年金生活に漕ぎつけたので
「逃げ切り世代」と言われていますが、はたして、リタイア後に「幸せな人生」
を送っているのでしょうか?
経産省「若手プロジェクト」(30代の30人)が、「時代の変化に対応できていない
リタイア世代の厳しい実態」を捉えたレポートがあります。画像をご覧ください。
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昭和の時代は「目指す人生モデル」があって自然と人生設計ができ、「70年ライフ」
(男性65歳/女性70歳)を全うしました。―― 典型的な例が、1969年(昭和44年)
から放映されている「サザエさん」の波平(定年1年前の54歳)です。定年後の10年
の余生を3世代家族に囲まれて、ゆったりと晩年を楽しんだことでしょう。
しかし「現80代・70代後半」は、「70年ライフ」でなく「95年ライフ」(男性90歳
/女性95歳)です。というのも、今の『最頻死亡年齢』は男性88歳/女性92歳です
から。――「人生レースの長さ」を見誤り、「健康寿命を伸ばす」という《人生戦略》
を知らなかったため、“途中棄権” してしまったのです。
「3つの寿命」のうち、「幸せな人生」の一番の基盤となるのが『健康寿命』(現在、
男性73歳/女性75歳)です。―― 大きく伸ばさないと “途中棄権” してしまいます。
『健康寿命』の伸ばし方については、追って解明したいと思います。