■3つの取組みをしませんか?!
前回書きましたように、人生の期間が70年から90年へ急速に変わったので、「上の世代」の戦前・戦中世代はその変化に対応しきれず、75歳から医療や介助の生活を送っています。
厳しいですが、これがリアルな平均像です。「健康な80代や90代を見かけるじゃないか」と、一部の人たちをあたかもその世代の代表のように思ったら現状認識を見誤ります。
これを教訓として知った私たち戦後世代は、何がなんでも「90年モデル」にシフトチェンジしなければなりません。そうしないと同じ道をたどってしまいます。
そうならないためには、これら3つの取組みが必要です。
(1) 体と脳の耐久力を1ランクアップする
最後まで自分の身の回りのことは自分でやります。ボケず・寝こまず、周りの人に迷惑を掛けません。戦略的・科学的に健康をマネジメントし、長生きリスクを自ら解決します。
→キーワードは「健康力」です。
(2) 長く働けるスキルや思考を身に付ける
45歳からの働き方を再設計します。無思考や惰性にならず、自分の役割、後続世代に何を残せるかを考えます。仕事も人生も楽しみ、年金プラスちょっぴりの収入を生み出します。
→キーワードは「経済力」です。
(3) 新しい人間関係を作る
パートナー・家族との関係を再構築し、新しい友人・知人を作ります。交遊や活動の時間とお金を惜しまず、自分の居場所と存在を見出します。人と社会からの承認を感じます。
→キーワードは「交流力」です。
「健康力」「経済力」「交流力」が三種の神器です。いつまでも自分のことは自分でやれ、今の組織を離れても多少のキャッシュを稼ぎ、見知らぬ人とも良好な関係を築きます。
健康であることが人生の原動力となり、ひた向きに人生を生きる喜びがクオリティ・オブ・ライフ(人生の質)を高めてくれます。
3つの取組みをし、90年モデルにシフトチェンジしませんか。