■『45歳以降』の仕事人生(1/2)
『75歳、80歳まで現役⇒生涯現役』に向かっていく中、仕事人生を「45歳までの前期」と『45歳以降の後期』に分け、異なる働き方をしてみるのが、賢明だと思います。
現在45歳なら、これから25年、35年も今の仕事と働き方を続けていけるのか、考えてみてください。大手企業では、選抜されて役員から社長、会長へ上り詰めなければ実現できません。「一身二生」という言葉がありますが、二度目の働き方を選び直すことを、お薦めします。
その前に、45歳までの「前半の仕事人生」を振り返ってみましょう。
「45歳までの前期」は、社会や会社組織の中で、「自己承認と自己確立」に邁進してきた時期だったと思います。それは、社会の規範や制度から与えられた「横並びのもの」でした。
問題は『45歳以降の後期』です。大半の人は、とりあえず「今の仕事と働き方」を続けるのでしょうが、先は行き止まりです。またコロナ後、社会の規範や制度が大きく変わる中、自身も大きく舵を切らないと社会の荒波に沈没していまいます。中高年にはダブルパンチです。
コロナ前から、中高年の多くは、会社の中で漂流したままの状態です。新たな羅針盤を持ち、キャリアや将来を自分で舵取りしなければなりません。ますます流動化/多様化するコロナ後の社会を生き抜いていくためには、働き方の “パラダイム転換” が必要なのです。
―― 次回に続く ――