●振り返るのも大事です
前を向いて、明るく自分を捉えるのは、とても大事です。
でも、時々立ち止まって、今までの自分を振り返り、そしてこれからの自分を考えることは、幾つになっても必要なことだと思います。
未来は、今日の積み重ねであり、今は、過去の積み重ねに変わりはありません。全て自分なのですが、やっぱり人生と言う長い川の流れを、俯瞰することも大事なのです。
私たちはよく「あの頃の自分」を思い出します。そして比べれば、随分は変わっている自分のに、成長しているはずの自分なのに、「あの頃の自分」の方を愛おしく感じたりします。
何故なんでしょうか?
忙しい日々を過ごしてきたから、時間が流れ、自分も環境も変わったことが認められないのでしょうか?認識できないのでしょうか?何も変わっていないと思いたいのでしょうか?
それとも単純に齢をとったことを認めたくないのでしょうか?
私もいつも、あの頃と変わっていない自分がここに居ると思っていました。53歳で大病を患うまでは。
でもあの日から、生活も身体も劇的に変わったから、立ち止まり、振り返り、未来について考えることが出来ました。負け惜しみではなく、病気に感謝しています。
あのままの「あの頃の自分」でいたら、私は最後の時に、きっと後悔したと思うのです。
過去と今と未来の自分を考えるには、きっと「きっかけ」が必要なんです。今はつくづくそう思います。これからしばらく「振り返る」ということをこのブログで考えていきたいと思います。