●率先垂範は難しい
今のようにリモートであっても指導には率先垂範は大事だと思います。それは技術や知識を指導するというよりも企業人としての姿を継承するものかもしれません。
まずは基本的な姿を先輩として自ら行動で示し、何故それが大事かを説明し、理解させ、実際に出来ているかを確認チェックして、出来ていなくても出来ていてもそこにコメントをして最後まで関わる。そして成長させる。
率先垂範で難しいのは、基本的姿、あるべき姿を示すことです。ここでどうしても自分なりのやり方を見せてしまいがちです。自分なりのやり方は基本を覚えてから、つまり形を体得してから工夫してその人なりの仕方を考えればいいのです。
指導しているとどうしても私のやり方でして欲しいという欲が生れます。これが指導を進める時のネックになりがちです。私も講師指導をしていると、つい自分と同じような講義や研修の進め方をしている人に熱心に指導してしまいます。無意識のうちに「江尻流」を押しつけています・・・反省です。やっぱり難しいものです。
率先垂範を押しつけず、人の成長のために、心の安定のためにし続けたいです。背中で教えられる人になりたいものです。