●失敗は反省するけど、悔やまない
悔やむ感情は誰にもあると思います。「ああすれば良かった」「こうすれば結果は違った」「なんであの手を打ってしまったんだ」等々。
でもです。悔やんでも結果は変わりません。ここは素直に失敗したことを認め、同じ失敗を繰り返さないようにするのが肝心です。
失敗から学ぶのです。新たな方策を考えるのです。それがリーダーの務めです。
私も若いころはよく失敗をしましたし、大いに悔やんで、暫く立ち直れないこともありました。
でもリーダーの私が日々悔やんでいると、チームはドンドン暗くなります。動きが悪くなります。
そこで、考えを変えることにしました。失敗したら、たくさん反省はします。でも何故そうしたかと悔やむことはしません。過去は振り返りません。
過去は変えられないと言いますが、解釈を変えれば、過去は変えられます。失敗したという解釈から、良い経験をしたという解釈に変えるのです。実際のところ、失敗の種が一つ消えたのですから。
まだ今はよく分からないけど、きっと何らかの必然性があって、失敗をしたんだと。失敗することが新たな視点を自分に与えてくれたんだと。自分に都合よく考えるのです。
私の失敗に巻き込まれた方には申し訳ないですが、自分のチームメンバーにとっては、リーダーが元氣に行動しているのは大事なことです。
だからリーダーは常に前を向いて歩きます。能天気なリーダーこそが肝要なんだと私は思うのです。