男女を差別するつもりは毛頭ありませんが、男女の差をきちんと把握しないと、女性管理職を育成するのは、支援するのは難しいと感じます。

 

 管理職の役割りの一つに、「人を動かして成果を出す」ことがあると思います。この、人の動かし方に、男女差があるように思うのです。

勿論男女だけではなく、個別の人のやり方にも、差があるのですが。特に男女差を感じます。

 

この差を、女性管理職を部下に持つ、管理職、特に男性の管理職が理解してないと、育成・支援は難しいと思うのです。

 

例えば、ある男性管理職は、部下の女性管理職に対して、「彼女の伝え方は、論理的でないんだよね」と言います。更に「部下に何を言いたいのか、聞いていて全く分からない。枝葉末節から入るから、本筋が見えない」「時間ばかりかけて、会議の進行を遅らせる」「伝えたいことが、実際に伝わらないから、部下が動かない」等々

 

確かに、私もこの女性管理職と接していると如何かな？と思うこともあります。けれどもそこに、男女の差があると思うのです。

 

一般的に女性は「何故これをするのか？何故このようなことを言うのか？」を重視します。それを、部下に分からせたいと思うのです。だから話も長くなりますし、男性の目から見ると「要らんことを言い過ぎている」と映るのです。でもこれが、女性管理職の、部下の動かし方なのです。

 

そして、この動かし方は、動かすと同時に、部下の育成にも大いに役立っています。「何故？」への対応が、あらゆる所に散りばめられていますから、部下は考え、理解し、行動しやすいのです。

 

私は本来女性は、管理職に向いていると思っています。勿論そこには、私たち女性をうまく動かしてくれる上司が必要ですが。居ればこそですが。きっと女性の管理職、リーダーがいることは、組織を活性します。 元氣にします。