●自分の型を持つ

 

部下指導で難しいのは叱る、注意することだと思います。けれど、それ以上に頭を悩ますのが「自分はどういう指導者になるか?」だと私は思うのです。

 

世の中には様々なリーダー論があります。私も長きに渡り、マネジメント研修を実施しています。

でも、こんなにたくさんの理論や研修があっても結論は出にくく、研修は、管理職の悩みは、と続きます。

難しいですよね。色々な経験、価値観を持つ部下に合わせて指導をするのは。

 

でもいつも思うのは、分かりやすい上司でいたいということです。「今日の上司はどんな上司?」では部下は大変です。「目指すもの」「決して曲げられないもの」「明確な許容範囲」――この3つはなるべく周囲に分かりやすく伝えます。伝えたいと思っています。

 

それでも、今まで指導が難しいと思った部下は多々います。関わるのが難しいと思うと、その部下にはつい優しくなるという傾向が私にはあります。逆に、期待している部下にはきつく対応します。

そして、その傾向を殆どの部下が気づいています。トホホです。

でもこれが、私の「型」でもあるのです。

 

上司と部下の間に初めから信頼は成立せずに、信頼は仕事を進める中から、生まれると思うのです。

そしてそのスタートが、上司が自分の「型」を部下に明示することです。

 

部下指導は難しいです。だからこそ上司は、部下に対して自分の「型」を出し惜しみせずに見せることが大事だと思います。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です