●部下指導に思うこと
職場での活動はすべて「人」によって行われているといっても過言では無いと思います。
その視点で考えれば、「人」が育つかどうかに職場の未来もかかっているのです。
すべての活動を、自分一人で行うならば、チームは必要ありません。
でも、人が二人以上揃えば、それは組織になります。チームとして活動をするには管理する役割を担う人も必要になってきます。
管理者は「人=スタッフ」に目標を与え、指導し、チームとして職場の業績を向上させる役割を担っています。
そして、管理者はスタッフ一人ひとりの能力を見極め、態度・能力の両面について、指導・育成しなくてはなりません。
人は無限の可能性を持っていますが、指導・育成は一朝一夕では、うまくいきません。
「スタッフを信じる・あきらめない・見捨てない」の三原則が大切だと思っています。
ここまでは納得しやすいのですが、次が難しいのです。
それは、スタッフを指導・育成する際に最も大切なことは、管理者がスタッフから見て「望ましい管理者像」になっているかということがよく言われます。でもこれがハッキリしないのです。
そもそも、「望ましい管理者像」とは何でしょうか? 人の思いや価値観は多様です。すべてのスタッフから見て望ましい管理者像は現実にあるのでしょうか? 実は、これをきちんとまず考えないと人を指導できません。個々人に対応するといっても無理があります。管理者としての「型」がないと。
次はこの「型」について私見を書きたいと思います。