●叱り方・注意の仕方
他者を叱ったり、注意をするのは難しいと思いませんか? テレビの番組タイトルではありませんが、良かれと思って言っても本意が伝わらないことは多々あります。
ずっと言わなくてはと心の中で思ってたあまり、実際に言う時はとても激昂してしまい、伝えたいことは伝わらず、相手との人間関係を壊してしまうこともあります。
激昂している自分の言葉が更に自分を興奮させ、叱ることは指導であるなどという正論は通じない状態になってしまいます。
私は元々余程のことがない限り、叱りません。部下との付き合いは、自分の考えを伝えて、部下の話を聞いて、その対応の中から部下の良さを見出す指導をしたいと思っています。叱るのは部下のことを思ってであり、愛情だと分かっていても難しいと思ってしまうのです。
叱ることが出来ない私には、本当の部下指導は出来ないのかもしれません。それでも研修では部下指導を教えています。この矛盾も悩ましいです。
次回から、実際の経験も踏まえ、「叱る」を中心に部下指導を少し考えたいと思います。