●ここがスタート地点
一年に一回上智大学の同級会があります。第一志望の大学ではありませんでしたが、ここでの四年間は今の私の原点です。
受験なんかちょろいと思っていた私は、勉強不足が祟りギリギリで大学に入りました。同級生は現役組が多く、みんなまじめに大学にそして勉強に馴染むべく頑張っていました。
それがとても眩しかったです。まじめに取り組む者にのみ道は開かれるのです。
ここで最初に学んだことは、胡麻化してはいけないということ。真剣に取り組んだ者だけが、祝福を受けるということ。自分の調子の良さが、そこそこの頭の良さが通じても、自分の満足は得られないという形で私に教えてくれました。
人は人によって磨かれる。このこともここで教わりました。入学当時とは雲泥に成長した同級生の姿が教えてくれました。
もっと充実した時間を大事にすれば良かったと少しの後悔はありますが、今でも大学の同級生と会えるということに幸せを感じています。
きっと誰もが一つや二つ、自分の成長点を持っていると思います。今は流されていることも多いけど、踏ん張って立ち向かった時があったのです。そんなことを中高年塾では思い出してもらいたいといつも思っています。
写真は私のスタートであるクラスメイトと授業を受けた大学の一号館です。