感情の起伏
この頃、喜怒哀楽が顕著に出るようになっています。元々、テレビで子供・動物が登場する番組を観ると、「一人でお使いが出来た…」「子馬が立ち上がった…」という健気(けなげ)な姿に泣いていましたが、今は更にあらゆる事象への反応が敏感になっています。
家人や友人達が発した言葉や行動に何でもかんでも反応してしまいます。嬉しいことを言われると自然に笑顔がこぼれてしまいますし、お世辞を言われると照れ笑いや苦笑いが出ます。哀しみも感じ易くなっています。
それは自然なことじゃないのと思われるかもしれませんが、以前の私は人前であまり喜怒哀楽を出さない様にしていましたし、自分をその様に制御することが出来ていたつもりです。でも今は、感情を取り繕う前に自然と表情に出てしまいます。素直になったと言われればそうですが、これも病気の影響かもしれません。右脳は感情をつかさどるので、そこに梗塞が発症したことが、私の感情表現に何らかの影響を与えているのだと思います。
以前は相手の言葉や行動の後ろにある感情を探ることが得意でしたが、今は言葉や行動をストレートに受け入れる様になりました。決して自分でその様にコントロールしているのではなく、自然にそうなっています。自分勝手な解釈をするならば、今の私は分かり易くて、素直で純朴な人間になっていると思います。
自分の感情の起伏を人に見せることは失礼だと言う思いが希薄になったら、ストレスも確実に減ってきました。人を惑わす様な感情の起伏は困りモノですが、分かり易い対応は人との壁を確実に低くすると感じるこの頃です。