最後の迎え方

この頃、葬儀というか最後をどの様に迎えるかという特集を組んでいるTV番組や週刊誌が増えていると感じます。死に方・生き方、葬儀の仕方、終活、終末期医療など…やたら目に付きます。

その中で先週号の週刊現代の特集『大研究「いい死に方、悪い死に方」実践・実例編 死ぬと分ったら、すぐやること』はかなりインパクトのある記事で面白かったです。考えさせられることもかなり多い記事でした。

私はもう少し若い頃には、脳卒中や心臓発作、事故…、前触れ無き突然死は自分も周囲も辛いよねと、仲間内でよく話していました。その点では癌は苦しい闘病生活が有るけど、猶予期間が有るから終わりの身支度が出来るよね、とも話していました。

昨年12月に脳梗塞を発症しましたが、お陰様でこのように生き長らえ、元気にリハビリに励んでいます。でも、もしあの時に新幹線の中で気を失ってそのまま死んでいたら…。遣り残したこと、始末していないものなど、心残りは山ほどありました。

と言っても元気になった今、その時を思って準備しているかと言えばそうではないのですから、私という人間は典型的な「喉元過ぎれば熱さ忘れる」タイプです。

 

今週号の週刊現代の「読者の声」に、この特集に対する感想が寄せられていました。その人は、今51歳で食道癌を患い、5年後の生存率はゼロと告げられている人です。実名で、特集に対して「私には実にタイムリーな内容だった」と述べられています。

ご両親、お兄様も癌で倒れており、自分が癌に罹った時には、手術、放射線治療、化学療法(抗癌剤)という三大治療は一切しないという方針を決めていらっしゃったようです。それは一人暮らしの身で、体力や免疫力を低下させる三大治療を受ければ、身辺整理も難しくなるということからです。最後はホスピスでと決め、QOLを保ち、暫く会っていない友人や知人に別れを告げる時間を持ちたい。そして「いい死に方」が出来るように最後まで闘っていきたい、と結んでいらっしゃいます。

死は誰にも平等にあり、いつ訪れるかは誰にも分からないものですが、その死をどの様に迎えるかは、その人の考え方・生き方に通じるのだと、この感想を読み、改めて痛感しました。

人は皆、死に向かって歩いている存在です。そうであるからこそ、今日を大切にし、人を愛しみ、全てのものに感謝出来る自分でありたいと思います。

 

 

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