事実と真実、事実ってなんだろう?

22日のブログの「でも大事なことは正しい事実であり、それを表面的になぞったり、分かり易く部分的に表現する言葉ではありません」に対して、“正しい事実”が時には曲者です。という意見が来ました。

確かに時には「事実=真実」ではないこともあります。研修ではしばしば事実と意見は異なると話していますが、事実と言われているものの中には、昔からそう言われて来たとか、多くの人が信じているからとか、権威者が発言しているから事実だと思い込まれているものも確かにあると思います。つまり「定説=事実」であることも多いのです。

 

身近なことでは、私が高校生の頃は、運動している時には水分補給はしてはいけないというのが定説でした。夏の暑い日の練習は、終った後の水道水に恋い焦がれながら頑張っていました。でも今は十分な水分補給が必要だと言われます。あの時に水を十分飲んで良いということであれば、暑さ対策のバケツの汚れた水で顔を洗いながら口に含んだりしなくても済んだのに…(禁止されていたのですが…)。

心と体の健康についても、海外の事例や、研究の成果、永年の検証の結果で定説が覆されることや、新たな事実が発見されることも多々あります。特に前にも書きましたが、医療分野は専門性が高いので、言われたことを鵜呑みに信じてしまいます。でも今回の脳梗塞発症で、様々な情報を集めて、素人ですが、必死に色々検証した結果、定説以外のことに微かな光を見出せました。

大事なことは、自分で考えることを忘れないことと、鵜呑みにしないことだと思います。

 

 

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