「現場の声」

若手社員研修の中で、上司から言われて嬉しかったこと、嫌だったことを聞くという単元があります。上司に対してどうこうというよりも、自分の感情とそこから生まれた行動を振り返るために行いますが、中々面白く、でも至極当たり前なことが出てきます。代表的なものを少し紹介します。

 

上司・先輩にされて・言われて嬉しかったこと
上司・先輩にされて・言われて嫌だったこと
明るい声で「おはよう!」と言われたこと
お客様との打ち合わせの最中に怒られたこと
曖昧だった考え(提案内容や進め方)を明確になるまで導いてくれたこと
決まったことを度々ひっくり返されたこと
提案内容をきちんと理解した上で採用してくれたこと
その人の言っていることと、実際にやっていることが全く違っていたこと
体調など、業務内容以外のことにも気を配ってくれたこと
仕事を依頼された時、「適当でいいよ」という言葉を添えられたこと
部下として当然の小さな言動でも、お礼を言われたり・誉めてくれたりしたこと
プライベートの問題を抱え、職場でも不機嫌であったこと
「一緒に頑張ろう!」と言われたこと
別チームのスタッフに理不尽な自分の悪口を言われたこと
最初は全て同意をもらってから仕事を進めていたのが、「自分の判断で進めていいよ」と言われたこと
指示された業務の完了報告をしたら、指示したことを忘れていたこと
自分が整理出来ていないことを話しても、きちんと話を聞いて理解してくれたこと
パソコンを見ながら、話を聞いていたこと(忙しいならば、今は駄目と言って欲しい)
日々の何気ないコミュニケーションをしてくれたこと
「自分でやったほうが早い」と言われたこと
→部下を教育したり、育てたりする気のない人間だと思った
常に業務がしやすく、明るく楽しい職場環境を考え・提供してくれたこと
仕事の進め方について困った時に相談しても軽く流されたこと

 

如何でしょうか?共感できるものも随分あると思います。部下や後輩は小さなことにも色々気づいて傷ついているのです。上司や先輩は忙しさや組織からのプレッシャー、職場での成長や慣れ等で、自分の若い頃をつい忘れてしまいます。

でも「相手の立場を理解する」ことが、指導の大前提です。自分が相手の立場だった頃に立ち返って、当時の心持ち(ワクワク・ドキドキ感や不安感等)を思い出すことも大事な役割の一つです。「自分だって…、もっと大変なんだ!」と愚痴らずに、人を育てることの醍醐味を全うしてみてください。

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