助言と自分の軸

講師という仕事柄、質問や相談を受けることは度々ありました。仕事上の人間関係のトラブルや将来への不安、公私のバランス等、様々な質問・相談にはテキパキと答え、自分で言うのもなんですが、評判も良かったです。企業の外部相談員(メンター)としてのお仕事も随分していました。

しかしです。仕事を離れた相談にはめっぽう弱いのです。「仕事という軸」があれば、大胆な発想も対応方法も浮かんでくるし、それぞれに的確な方策が焙り出されるのですが、軸が仕事から離れると、途端に迷いが出てきます。沢山の選択肢が出てくるのですが、考えや助言を絞り込めなくなります。

これは自分が対象でも同じです。脳梗塞の後遺症を思うと、これからの人生に不安が無いと言えば嘘になります。家族や友人との関係はこれからどうなるのか?後遺症を持っている自分自身との折り合いはどう付けるのか?中々答えは見つかりません。

それは「プライベートという軸」が弱いからです。「こうしたらいい。こうあって欲しい」、「こうしたい。こうありたい」という明確なイメージが持てていないからです。仕事に対する軸は思い込みのように強くありますので、人に対しても自分に対しても助言は出来ますが、その一方で、人に対しても自分に対してもプライベートに対する軸が弱いのは問題だとこの頃強く思っています。

発症して以降、人生は全てバランスが大事だと痛感しています。仕事と私生活、自分と他者、健康と病気、色々な分野で自分の軸、掛け替えのない考えや思いを深めていきたいと思います。

 

 

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