■『後半勝負化』する人生航海

「人生は航海のようなもの」(Life is like a voyage)と言われますが、人生航路の長さがまるで変わってしまい、これまでの航海方法が通用しなくなっています。

ひと昔前は、ひとたび会社に所属することに成功すれば仕事人生を無事完走できたものです。しかし2000年代に入って定年後の航路が伸び、「逃げ切った」と言われる団塊世代も、「働きがい&生きがい」喪失や “健康寿命” 終焉という試練(長期航海のリスク)に苦しんでいます。

そのため、新たな働き方・ライフスタイルが種々模索されているのですが、中でも確実な潮流は、一つの会社を定年まで勤め上げる「会社人材」から、キャリアチェンジ(転職・独立)や学び直しをしながら、広く社会で長く活躍しようという『社会人材』へのシフトです。

そこに “コロナ危機” が襲来しました。人も組織も習慣の生き物なので、何か大きな事態に遭遇しないと、本質的な変革を始動するのは難しいものです。だからこそこの危機をきっかけに、社会人材となって、新しい社会の可能性を楽しみながら、後半戦に挑んでいくチャンスです。

後半人生の目的は、「自分のゴールまで完走し、それなりに良い人生だったと思えること」としませんか。そのためには、新たな羅針盤(時代観・人生観・仕事観)を持ち、これからの仕事人生&人生を構想し、明日への希望を胸に抱いて一歩踏み出すことが決め手となります。