■コロナ後、人生を攻略する!(1/2)

シェイクスピアの戯曲に「All’s Well That Ends Well」があります。「終わり良ければすべて良し」という意味ですが、「仕事人生」と「人生」が長くなり、この言葉が重みを増します。そして折り返し地点の45歳を超えてから、3つのパターンに分かれていく傾向にあります。

【❶のパターン】
役職定年でピークから急転直下、マイナスゾーンへ。その後も、同じ職場で悶々と過ごし、60歳で定年。不本意ながら再雇用を選び、65歳で引退。精神面でも身体面でも、スキルの面でも枯れ果てている。そして75歳頃に健康寿命が尽き、医療や介助が必要な生活に入っていく。

これは特殊なパターンではありません。経済産業省若手プロジェクトによるレポート『不安な個人、立ちすくむ国家』(モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか、2017年5月発表)に登場する「現代ビジネスパーソンの典型的な人生すごろく」で、特殊事例ではありません。

▼居場所のない定年後(60歳~)
戦後生まれでも、多くは「定年まで勤め上げ、あとは年金暮らし」という昭和の人生モデルを踏襲。引退して暫く余暇を楽しんでも、1年も経つと「今日行く処」も「今日の用」もなく、日がなテレビを観て過ごすことに…。このような定年後を描いていたのだろうか?

▼望んだものとは違う人生の終末(75歳頃~)
人生の終盤は「10年前後の要医療・要介助状態」が平均の姿。認知症や寝たきり、糖尿病合併症(人工透析)に膨大な医療介護費がつぎ込まれています。意思表示ができなくてもチューブに繋がれて生き長らえる人もいます。こんな人生の終末を望んでいたのだろうか?

これでは「終わり良ければすべて良し」の真反対です。では、のパターンはどうなのか。

―― 次回に続く ――