●ある日の中高年塾
張り切って作った中高年塾ですが、企業の中で研修の一環として、3時間程度のディスカッションを実施するのは軌道に乗るまでが大変です。
参加者の希望するテーマで話をするにしても、初めはぎこちなく始まります。60歳からの人生を再考する、熟考するのは楽しくもあり、不安でもあるようです。
お金のこと、家族のことがテーマとしては多いのですが、色々話しているうちに、皆さんあることに気づきます。
それは自分は一体何を望んでいるのか?これからどうしたいのか?自分は何者なのか?を考えていない、知らない自分に驚くのです。
でもそれに気づくとそこから急激に60歳からの自分についての議論が広がります。
第二の人生は自分が主役です。また主役の意識がないと前には進めません。
多くの議論を重ねながら、教えられるのでもなく、覚えるのでもなく、自分で様々なことに気づくのが中高年塾の良い所だと手前味噌ですが思うのです。