有馬記念

昔、当社が入居していた池袋の同じビルに競馬の血統研究所があったり、仕事でお世話になった人の夢がケンタッキーダービーに出場する馬を所有することだったり、従兄弟が競馬好きだったりしましたので、比較的身近に競馬はありました。でも競馬には興味が持てなかったので、殆ど知識はありませんでした。

それが10年間泣き笑いを共にした前営業部長が入社してきて・・・、彼はとても競馬好きでした。「競馬場なぞは行ったことがない、賭け事はいま一つ興味が無い」と言うと、「走る馬の勇士を一度は見ないと後悔する」と言われ、しぶしぶ東京競馬場に行きました。

しかし!!行って良かったです。目の前を走る馬は美しく逞しい。3レースだけ適当に勝ち馬投票券を買ったら、これがビギナーズラックで帰りの飲み代が手に入りました。競馬場の帰り道の仮設のような飲み屋で食べるおでんや焼き鳥は特別な味がしました。外れたレースの反省をしみじみしている親父さんたちも、風情がありました。

赤鉛筆と競馬新聞・・・、如何なものか?という人もいますが、一瞬の勝負に一喜一憂できるのは中々面白かったです。

前部長が退職してからは全く競馬と縁遠くなりましたが、春の天皇賞と一年の最後を締めくくる有馬記念は今でも気になります。

賭け事ですから、色々問題を引き起こすこともあるかもしれませんが、馴染み深い風物詩になっているような気がします。クリスマスイブに競馬の話・・・、上智大学の教会でミサに参加していた私とは別の私の独り言です。

 

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