やっかいなこと

世の中には数々の「やっかいなこと」があります。

昨日、「障害者福祉のしおり」と一緒に身体障害者手帳が届きました。障がいの程度は下肢機能が4級、上肢機能が2級でした。等級は3年後の平成25年10月に再認定されますが、その間に自分がどの様なサービスを受けられるかを、判読する気持ちを削ぐかの様な分厚いしおりから探すのは、中々やっかいです。

研修のプレゼンのために客先を訪問しましたが、相手の思いは分かっても、それを具現化できる研修を作るのは、かなりやっかいです。人と協働して仕事が出来るのはワクワクしますが、詳細を決めていくのは時間と気力と体力が必要で、なかなかやっかいです。

でもその中で親子の付き合いほどやっかいなことはありません。「親子」…この小さな集団は、様々な理不尽さえ飲み込むことを要求します。関係を遮断したり、適度な距離を置くことさえも許さないパワーがあります。人間という儚い存在を守る力もありますが、不条理に潰す力もあります。

捨て切れない愛着も有りますし愛憎も有ります。歴史もそこに存在します。可愛いさ余って憎さ百倍とはよく言ったものです。想いの濃さや情の深さは反転すると大変な事態を招きかねません。無償の愛は焦げつくと火傷しかねません。

親子といえども、それぞれは独立した個人のはずですが、冷静な付き合いはまず殆ど不可能です。親と子、それぞれお互いに問答抜きで、愛すべき存在、尊重すべき存在、掛け替えのない存在ですが、それ故に要望が高まり、ますますやっかいなことになります。

 

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