人の気持ち

外出する時は大概電車を利用し、車椅子です。電車では車椅子設置場所に乗ることを心掛けていますが、この場所はキャリーバッグを持った一般の方が陣取っていたり、車椅子利用者に人気のスポットで、中々利用できません。そうなると乗り降りの関係もあり、ドアの近くが多くなってしまいます。そのため、乗り降りする方には邪魔な存在になりかねません。でも多くの方が、車椅子に対して気を配ってくれます。勿論私も混雑する時間にはなるべく出かけない、各駅停車のすいている電車に乗るようにしています。

先日昼間だったのですが、乗った際にはすいていた電車が途中から混雑してきました。すると下車する60代の男性に「邪魔だぞ、家に引っ込んでいろ!」と小さな声で睨みながら言われました。以前には、車椅子で携帯メールを読んでいた時に「車椅子なのに、携帯なんかして、生意気だ!」と同じように下車する中高年の男性から言われたことがありました。

私は結構強い性格ですので、「なんだ!このオヤジは!」程度に思いますし、あまりに理不尽であれば暴れると思います。でもそう思えない人、出来ない人も多くいると思います。悲しみに暮れる人もいます。外出するのが嫌になる人もいると思います。

家庭や会社や人との付き合いに疲れ、負けて、誰かに八つ当たりしたいこともあると思いますが、それを弱い者、ハンディがある者にぶつけるのは…悲しいことです。

車椅子でも家人が傍にいるときは全くそういうことはありません(家人は強面?だからでしょうか?)。それも別の意味で悲しいことです。「障害があるのに楽しそうでいいね」と言われたこともあります。人の気持ちはどうなっているのでしょうか。私は特別優しくして欲しいと強調しているのではありません。ただ、人に対してきつい言葉や、心無い言葉を投げかけてしまう「人の気持ち」が心配です。

 

 

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