歌のリハビリ

以前に、落ちた肺活量のリハビリにカラオケが効果的だと書きました。家人とカラオケボックスに時折行っていましたが、私的に異変がありました。それは、声が出ないのは仕方ないのですが、音が聞き取れないのです。家人は「元々音痴だったのだから、前と変わらない」と言いますが、私は前よりも更に…という感じに囚われていました。

そこで、プロに聞こうということで、赤坂の「ベルディ」という店に出向きました。
この店のママは昔ハワイアンのプロ歌手で、それも相当鳴らした人です。大病をしてからは、店でお客様の相手をしながら歌う程度ですが、その上手さは驚くほどです(プロにこういう感想は失礼ですが)。
また料理も抜群なので、楽しみに出かけました。ママが調整してくれた音楽に合わせて歌いました。

歌は相変わらず下手ですが、声は随分出ましたし、何よりも、ママと他のお客様が応援してくれる中で、気分よく下手な歌を思い切り歌えました。

応援してくれたお客様の中には、片方の耳が聞こえない方、私と同じように左半身が不自由な男性もいらっしゃいました。このお二人は80歳を過ぎていて、大学時代からのご友人だそうです。お二人とも明るくて元気です。私も負けていられないと痛感しました。

もう一人このお店を紹介してくれた、「食医食」の考えを提唱されている中島社長もいらっしゃっていました。ご自分の会社で作っている「医食食料品」の原材料の「植物ミネラルの原液」を頂きました。麻痺して痺れているところに塗って見なさいとのことで、早速お店で塗ってみました。

私が病気を発症したのは油断が招いた私のせいなのです。それなのに、これだけ周囲の人に気にかけてもらい、本当に幸せです。体は元のようになるかどうかはわかりませんが、「新しい私」は確実にたくさんの人が手を貸してくれて、作りあがりつつあります。感謝の日々です。人との出会いをこれからも大事にしたいとも強く思いました。

人との出会いという点では、このお店は私にとって不思議な出会いをさせてくれた店なのです。何回目かに行った時に店のマスター(ママのパートナー)と初めてじっくり話していたら、何処の生まれかという話題から、彼は「何と!私と親戚」だと分かったのです。私の義理の伯母の甥だったのです。私の祖母や伯父の葬式にも出ていたそうです。少し遠い親戚とのお付き合いは父や妹に任せっぱなしであったことを反省しました。

これからも多くの人と出会い、学んだり、驚いたりしていきたいものです。

ママと中島社長

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