前向きにはしていますが…

いつもの高校時代の友人から「辛い状況にあってもいつも前向きなみどりを私も見習うね」というメールが届きました。右脳の脳梗塞は「感情の持ち方に何らかの影響を及ぼしている!」と思うほど、今の私は前向きです。

思えば、「日常的な喜怒哀楽」は発症前より激しくなりました。家人の小さなギャグに大笑いし、その笑いが止まらないこともあります。幼い子供に「大丈夫?痛くない?」と問いかけられるだけで大泣きしたりします。

それなのに自分の体が大変な状況であることに関しては、いたって「のん気」なのです。なるようにしかならない、必ず望んだ通りになるんだと大らかに構えられるのです。
病気のプラス面でしょうか?

脳梗塞はタフな病気のようですので、いつ逆襲が来るか分りません。まだ不完全な要素は体に随分あります。予断を許さない状況も解決してはいません。でも私が脳梗塞になったことで、健康を気にする人が周囲に増えたことは良いことだと思っています。

私は明るく前向きにリハビリに取り組んでいますし、日々人生を楽しんでいますが、脳梗塞は絶対他の人にはなって欲しくない病気です。

脳梗塞の多くの本には、発症の「予兆」があると書かれています。でも普通に元気に日々を過ごしていた私には、何の前触れも感じられず、「急襲」されたというのが実感です。少し血圧が高いという意識はありましたが、まさか脳梗塞までに至るとは、まさに「晴天の霹靂(へきれき)」でした。

誰にも例外なく「予兆」があるとすれば、私は「自分の発するシグナルに鈍感だった!」ということです。ほんの小さな不快感や、そんな不快症状を放っておくと大きな病気に繋がることを初めて今実感しています。

 

 

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