入社3年、5年の人達に、キャリアデザイン研修をしています。

10年後の自分をイメージしたり、今までの仕事の棚卸しをしたり、自分を取り囲む環境を整理したり、中々楽しく、研修は進みます。

 

過去の受講者と比べると、最近の皆さんは10年後の自分というのをイメージしにくいようですが、それでも互いにワイワイガヤガヤ意見交換をしています。中には、「10年後にはキャリアアップして、この会社にはいません」と宣言する人もいます。時代は変わりました。

 

 40代や50代のベテラン研修でも、ライフデザイン研修と名前を変えて、同じような方法で研修を行っています。名称が変わったのは、20年間のスパンで考えると、途中で役職定年になったり、定年を迎えて第二の人生が始まるからです。

 

人生も、働くことも、次のステージに入るわけですから、不安と期待が渦巻いていて、緊張感を持って研修に参加する人が多いのですが、女性の参加者は、大変明るく、楽しく研修に参加する傾向が強いです。

 

次のステージではどう生きたいか、何をしたいかが女性の方が明快なのです。新しい自分の生き方、やりたい仕事を考えることに前向きに夢中になれるようです。

 

一つの組織を全うするのも、勿論凄いことですが、ここまで寿命が伸びて、会社や社会の制度、働き方が変わってきたのですから、違う世界に飛び込むのも、自分のやりたいことに取組むのも可能だと思うのです。

 

何よりも定年で全てが終わるのではなく、ここから新しい人生が始まるのだと考えられることが私は楽しいと思うのですが。皆さんは如何でしょうか？