●繰り返しの毎日

 

研修で企業に伺った時に、研修時間以外にも受講者とお話することがよくあります。

以前、20代の女性たちと、グループ面談をしました。人事部からの要望は、「話を聞いてやってください」-—これだけでした。

 

私としては、「グループ面談で、盛り上がるのか? 忌憚なく話をしてくれるのか?」と心配していました。それに「20代の若い女性なら、話す相手もたくさんいるのでは? 何も私でなくても」と思いました。

 

でもそれは杞憂でした。

 

皆さんから出るわ、出るわ。「そんなに赤裸々に話をして大丈夫なの?」と思うぐらいでした。きっと、話をしたかったんですね。聞いてもらいたかったんですね。

 

女性活用は、1986年の男女雇用機会均等法の施行時からずっと叫ばれています。多くの企業や組織では、制度や仕組みの構築を積極的に行っています。

もちろん、それも大事です。でも、仕組みや制度が出来たからといって、全てが解決するわけでも、順当に進むわけでもないと思うのです。

 

私は人材の活用は男女を問わず、個々人に「居場所を与える」ことが大事だと思っています。そして居場所を与えられた人材が、「自分はここに居ていいのだ」、そして「ここに居たいんだ!」と思うことが必要だと思うのです。そのためには、アナログ的な下支えも大事なんだと思います。

 

お役に立てるかどうかは分かりませんが、これからも、「今日はスッキリした!」と腹の底から言ってもらえる『何でも聞きますよ!!』の機会と場を提供したいと思っています。

 

 

 

 

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