パール・ハーバー、ジョンレノンの暗殺、力道山の刺された日、一緒に並べるのも恐縮ですが、私が生還して今日で丸一年経ちました。一年経ったことが嬉しいと同時に、今日を無事に迎えることが出来るのかと怖かったです。

何の心配や憂いも無く過ごしていた日常が寸断された日でした。昨年の今日までは日常はこれまで通り永遠に続くものと思っていました。親から貰った強靭な体（そう自負していました）が壊れるなんて、夢にも思っていませんでした。当たり前のことが当たり前に出来なくなる…、そんなことは想像もしていませんでした。

ほんの一瞬の出来事で、これまでと全く違う日々が私の前に広がりました。この一年が短かったか、長かったか…それは、今は分かりません。でも、色々なことを知った、学んだ、気付いた、考えた一年でした。今日よりも明日は明るくなると思い、そう信じて一所懸命に過ごした一年でしたが、それがこれからも続くことを考えると少ししんどいと思う自分もいます。

けれども自分の日常を取り戻す、新たな気持ちで日常を積み重ねることが出来そうです。そのためには努力が必要のようです。倒れるまでの５３年間は親から貰った元々持っているものだけで走ってきましたので、これからは小さな努力を積み立てながら生きることが与えられた命題だと思っています。

この一年、私に心を掛けてくれたすべての方々に感謝します。ありがとうございます。

もう二度と日常の寸断が無いことを祈りつつ、でも、何があっても私は私だということを忘れずに、力強く世の中と関わって生きたいと思っています。

今日の私

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